最近娘と早朝起きて勉強したり、仕事をしたりしてます。
娘が勉強するというので早起きを始めたのですが「お腹が空いててできない」「眠くてできない」と言い訳をすることがあります。その時に話すことは「完璧な状態じゃないからといってやらなくていいことはない」「少しだけやろう」ということです。
完璧な状態などない
周囲の状況が完璧になることなどないので、それを言い訳にするのはよくないです。天気が悪い、どこか痛い、嫌なことを言われた、眠いなどは常にあります。歳を重ねるとお金がない、時間がない、家族の体調が悪い、親の面倒をみないといけないといったことも入ってきます。
神々の山嶺 上 (集英社文庫)という私の好きな登山小説では、足が動かないなら手で登れ、手が動かないなら歯で登れ、歯も動かないなら目で登れ、それでもダメなら・・・と言う話があります。実際、私の会社の動画をドローンで撮影してるのは指先しか動かせない障害を持ってる方だったりします。この社長は複数の事業をされてます。
何かをやらない特によくないのは自分でコントロールできないし、何度も発生することを理由にやらないことでしょう。「今日は嫌なことがあった」「風邪をひいた」「寝不足だ」などです。コントロールできないことは考えてもしょうがないし、また発生することなら、発生することは計画に入れておくべきだからです。
何かの習慣が定着することや、悪い習慣をやめられたときのことを想像してみてください。その道のりでは「絶好調の日が続いた」「寝不足や辛いことは一度もなかった」からうまくいくわけじゃないです。「今日は例外だ」と思える日を乗り越えたからこそできているはずなのです。
とはいえ、本当にできない時もあります。その時にいいのは次の「少し進める」です。
少し進める
一度決めたことを単に気分でやめるというのはとてもよくないです。なぜなら一度やめると再開するのが難しいですし、何より「私は続けられなかった」という事実を作ってしまい、自分の自分に対する評価を下げてしまうからです。
そういうときは少しだけやるようにしています。例えば勉強なら漢字を1つ音読するとか、机に座るとかそれぐらいでもいいです。とにかく続けた状態を作るのが良いです。私はランニングに行くのが嫌なときは「靴を履いたらOK」としています。それでもいいのです。
最後に
私がこういう考えになったのはKindleを使い始めた時でした。Kindleを使い始めた時、私は紙の本より読むのが遅くなるのが不満で「こんなに効率が悪いなら使わないほうがいい」と使うのをやめました。しかしいろいろあって後日「でも、全く読めないより速度が3割減でも読めたほうがいいな」と思い直しました。実際Kindleで購入すれば電子ペーパーの専用端末でも読めるし、スマホでも場所を選ばず読み進めることができます。
私は習慣作りや、早起きは得意なわけではなく、いろいろ初めてみても定着するのはわずかですが、私のKindleの時のような気づきが伝わればよいなと思います。