食器を直すのは定期的にやってるのですが、 SIGMA dp3 quattroというカメラを買ったので撮影しながらやった。私がやってるのは簡易金継ぎという、ただ接着剤と塗料で食器を直す方法。食器を直すと長く使えるし、愛着も増すし、割れた時の悲しみが減るので本当におすすめ。直るだけじゃなくてプラスになるという素晴らしい伝統だと思う。
まず修復箇所を確認。今回は欠けだけ
セラミックとボンドを混ぜていく。セラミックはひと瓶買っただけなのだけどどうみても一生分ある。
ボンドが水性で硬化時間が長いので普通の食器を使っても簡単に水で洗い流せる。
パテの要領で塗っていく。ボンドが水性なのでミスっても簡単に拭き取ってやり直せるので怖くない
あとでやすりで削り、ツルツルにするので少し盛り上がってるぐらいでよい。
終わったらこれで24時間乾燥させる。傷が小さくて忘れそうなところは付箋しておいたりする。 24時間経ったら塗りの工程
細ーい筆で塗ります。
色は金、銀以外にも色々あります。上記写真はパールホワイト。ピンクも持ってます。伝統的な金継ぎは金粉のイメージがあるが別に何色でもいいのです。私は金継ぎのすごいところは、隠すべき傷を隠さずに「傷も含めてこれが私。逃げも隠れもしない」とむしろ金色にするところなので目立つ色を入れるのが好きです。ただ、4枚セットのカップうち3枚が金色の修復後があるというのもちょっと主張が強いのでバランスを取るようにしてます。
色を塗ったら4日間乾かして、オーブンで150℃で40分焼きます。これは塗料を熱硬化させ長持ちさせるためです。焼くのが難しいものはやらないようにしてます。どうせ自分で使う食器です。
オーブンの蓋を開けずに自然に温度が下がるのを待って取り出したら完成です。
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