toyoshiの日記

株式会社トクイテンを有名にするための日記です

ごくごく私的なものを自由につくる楽しさ

上記のような整頓グッズを3Dプリンターで作りました。電動シャッターのリモコン2個と印鑑と玄関の鍵(Qrio)を収納するものです。

CADで設計

このような個人的なアイテムを作る過程は、汎用性や拡張性、さらにはデザイン性を意識せず、純粋に「自分のため」に何かを作ることに集中できます。

このプロジェクトは短時間で完了しました。まず、ノギスを使用して収納するアイテムを計測、これに5分。次にCADソフトウェアを使用して10分で設計を完了しました。このようなプロジェクトでは、「何かあったら作り直す」という柔軟な姿勢が重要です。いや、柔軟な姿勢というより自分の中の経験やベストプラクティスを忘れて完成に向けて一直線で進む勇気のようなものかもしれません。

多少のものづくりの経験があると、しばしば「汎用性を持たせなければ」「見栄えのいいものを作らなければ」「後悔しないようにしなければ」という思考が自分を中長期の視点で得する方向に仕向けようとしてきます。しかし、これらは創造性の障害となり得ます。とっととつくる方が楽しいのです。

私たちが忘れがちなのは、ものづくりの本質的な楽しさとは、自分自身のために、自分自身のペースで、自分自身のニーズに応じて何かを作り出すことにあるという点です。このようなプロジェクトは、私に独創性と自由を思い出させてくれます。

仕事で考えに考え抜いてやるのもやりがいがありますが、たまにはこういう仕事をして、船の底についたフジツボをとるようなことをするのも良いですね。楽しかったです。