toyoshi

日記です

100円ショップにいったら楽しかった話

今週の日曜日に100円ショップのSeriaで材料を買って工作した話です。

私は今栽培しているミニトマトの農場で発生するコナジラミという虫を捕まえるための機械を自作したいと思っていました。購入すると2万円ぐらいのものです。ただ、私がみる限りそれはライトとファンを組み合わせるだけなので自作してもいいんじゃないかと考えたのです。

完成したのは次の図のようなものです。

黄色い色とLEDで虫を呼び寄せ、筒の中にあるファンで吸引し、下部にあるネットに虫を入れるというものです。

準備として先に12Vのファンと、テープタイプのLEDをAmazonで購入しました。あとはこれを組み合わせて完成です。

この製品で一番難しいのは空気の流れを作ることです。ファンの吸引力をうまくLED周辺に伝える必要があります。

最初に考えたのは3Dプリンターで全体を作ってしまうことです。これであれば思い通りのものができますし、必要なネジなどもあらかじめ好きなように設計できます。

しかしまずは自作のものでも捕虫できるのかという検証が目的です。もう少し簡単に試行錯誤できる方がいいと考え、100円ショップにいくことにしました。

最初に探したのはゴミ箱のコーナーでした。吸引型の捕虫機は円筒型のものが多く、ファンも当たり前ですが丸いので円筒形を想像していたからです。売り場に行くとちょうどいいサイズのものがいくつかありました。底に穴を開けてファンを固定し、黄色に塗ればいい感じになりそうです。少し面倒だなと思ったのはゴミ箱が結構分厚い素材でできているということでした。カッターで切るのは難しそうです。

トンボ ゴミ箱 4.4L 日本製 本体 グレー トス 新輝合成 R-20

ゴミ箱でもいいと思いつつ次に探したのは園芸コーナーでした。すると鉢スタンドという円筒形に近いけど金属のフレームだけというものがありました。これなら周りを覆う必要はありますが穴あけの必要はありません。これはなかなかいいと思いました。

アイリスオーヤマ プランタースタンド ボールプランタースタンド ブラック BP-600E

もうちょっとないかと思い食品コーナーに行くと、円筒形のパスタ容器や砂糖入れが何種類も置いてあります。これはゴミ箱のような形状をしていながらカッターで切断できる柔らかさでなかなかよいです。

ナチュラルキーパー 丸キーパー(L) B-315 N

ここまできて、外枠はだいたい決まったなと思い、外見を黄色にする素材を探し始めました。当然のように黄色の画用紙や模造紙はありました。また黄色の布テープも売っています。そして、工作コーナーを見ていると黄色のプラダンという製品を見つけました。プラスティックの段ボールのようなものです。

【国産10枚入】プラダンシート 幅600mm ×長900mm 厚5mm (黄色)

 

これはとても加工しやすいし、何より最初から黄色です。すぐにこれに決めました。

ここまでかかった時間は10分程度、店内を100mぐらい歩いただけです。たったこれだけで何種類も捕虫機の材料が見つかるとはいったいどういう店なのでしょうかここは。しかもプラダンと鉢フレームは私が来店前には想像できていなかったものでした。

次に探したのは虫を捕獲するネットですが、これも園芸コーナーに防虫ネットがあり、洗濯コーナーに洗濯ネットがあり、マスク関連のコーナーにも使えそうなものが多数ありました。やはりここは捕虫機を作るための店のように感じます。

最後に黄色のガムテープと、針金をカゴに入れて店を出ました。その時には私は店を入る前の私とは別人になっていました。

これまでTwitterなどで100円ショップを軸にクリエイティビティを発揮している人たちを見てきました。そういう人たちを私はみるたびに、そんなに労力をかけるのであればちゃんとした道具や素材を使えばいいのにと思っていました。特に私は100円ショップの質の悪い玩具や工具が嫌いで、できるだけ使わないのがいいことだと強く思っていました。

しかしそれとは違う魅力があると今はわかります。私がいまさら発見した100円ショップの魅力は次のようなものです。

とにかくなんとかなるだろうと思える

100円ショップにはあらゆるものがあります。なんなら今回のLEDとファンも出力を問わなければ揃ったでしょう。この1店舗で全て揃うという信頼感があります。

なんでもあるからこそ発想が広がる

今回の私のように店内をぐるぐる歩くだけで膨大な材料が頭にインプットされるので、頭の中で何度も設計し、壊し、また設計しということが繰り返せます。それによって店に来る前より良いものや想像していなかったものができる楽しみがあります。

広すぎない

これも重要だと感じました。ホームセンターや東急ハンズに行けば品数としては多いかもしれませんが、ある程度の範囲に収まっているからこそいい具合で割り切りができます。それがちょうど想像力を刺激してくれるいい制約にもなっているかもしれません

安い

大前提になりますが安さは大事だと感じました。今回のような試行錯誤をしたいだけの場合、いくら使っていいかというのは難しいです。作ってもすぐに捨てるかもしれないからです。それが100円ショップだと「まあ2種類買っとくか」「2個分の材料を買っておくか」といった感じで価格を理由に諦めることがありませんでした。作りたいという気持ちに集中できるというのはとても自由に感じました。

ということで、以上私が週末に感じた100円ショップの楽しさでした。