toyoshiの日記

日記です

車椅子の1日体験をしました

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26日に剥離骨折をやってしまい、ギブス生活になりました。しかし、今年の年末は大分と福岡へ旅行を予定していたので医者に相談してOKだったので予定通り出発しました。せっかくなので松葉杖と車椅子の生活がどんなもんか満喫しました。

これだけ車椅子に乗ってたのは初めてなので学びだらけで、本エントリの結びも「学びがありました」になると思うのですが知らない人もいると思うので書きます。

全般

みんな優しいです。道はあけてもらえるし、エレベーターでもボタンを押しっぱなしにしてくれます。あと、車椅子に乗っていると普段より多めの視線を感じます。この時どう思われているかと私が考えることは、私が普段どう車椅子の人を思っているかということなのでとてもよい経験になりました。

空港

車椅子が空港でも借りれるし、航空会社からも借りられました。航空会社から借りると保安検査も車椅子のままいけるということだったので航空会社から借りました。保安検査では別ルートからショートカットさせてもらえてラッキーな反面、車椅子自体がある都合で金属探知機が使えないので全身をくまなく触られるチェックになりました。これは私は体が割と自由に動かせるのでそれほど難しくなかったですが、上半身も不自由な状態だったら結構面倒だろうなと感じました。

飛行機に乗る前は付き添いのスタッフが丁寧にアテンドしてくださり、今回はバスで飛行機まで移動する必要があったのですが、バスも満員なのに私のための席が確保されていました。機内のCAにも連携がされていて気を使ってもらえましたし、到着先にも連絡がされており車椅子が用意されているなどとても快適でした。

地獄谷めぐり

別府に来て地獄めぐりというお湯が噴き出しているところをめぐるところへ行きました。基本斜面だろうし、昭和なエンターテイメントなので諦めていたのですが予想を裏切られました。3つ行ったどの地獄もスロープ完備で、どこでも当然のように車椅子が無料で借りられました。

水族館(大分マリンパーク うみたまご

水族館は駐車場で伝えるなり、優先駐車場に案内され、車椅子をスタッフが持ってくるように駐車場の人が指示してくれました。その後も、イルカショーなどがあると車椅子専用スペースに案内してもらえて少し遠いですが見ることができました。(私は自立はできるので少し後ろめたさがあったので専用スペースが一杯になったらでるつもりでしたが、十分なスペースがありました。)車椅子だと目線が低いので専用スペースがないときついですね。また、アザラシにタッチできるという体験があったのですが、それもスタッフが声をかけてくれました。私は断りましたが、おそらく補助して連れて行ってくれるのでしょう。

その後も、ショーの時間が近くなるたびにスタッフが「ショーを見ますか?」と声をかけてくれて満喫できます。

あとやはり子どもを意識して設計されているのかなにかが見えないということがあまりなかったなと思います。普通の店に入ったときは見えないものがたくさんありました。

旅館

ここにも車椅子が用意されているのと、松葉杖で玄関までいくと慣れた感じでスタッフが松葉杖の先を拭いてくれてそのまま中に入らせてくれました。慣れた感じにしてもらえるとこちらも気を使わないのでとても嬉しいです。

車椅子の難しさ

今回数時間車椅子に乗ってみて、思ったより難しいんだなと感じたポイントがいくつかありました。

まずは登りがきついということです。よく階段の脇にスロープがあって、あれがあれば車椅子も問題なく上り下りできるものと思っていましたが、あれを自力で登るのはかなりきついです。私は筋肉に自信はありませんが懸垂が数回できる程度の腕力はあります。それでも緩めのスロープでも止まりながら少しずつ登るのが精一杯で、基本は押してもらうものなのだなと知りました。(私がよくいく東山動物園のしろくま横のスロープは角度的にも長さ的にも絶対に登れない)

次は横への傾きにめちゃくちゃ弱いということです。普段なら気がつかない程度の傾き(ビー玉をおいて、2、3秒後にゆっくり転がる程度の角度とか)でも、車椅子が回転してしまいます。車椅子というのはずっしりしているイメージがなんとなくあったのですが、あくまでも2輪の乗り物で2点で接地しているだけなのだと意識させられます。自転車に乗っているのに足はつけていないのと同じと思えば納得できました。傾いているところでは直進しようと思うと左右のバランスをとりながらヨチヨチやるしかなく、登り坂より難易度が高く感じました。

最後は当たり前ですが手が届かないこと、手が足りないことがあるということでした。子どもがパーッと遊具の奥に入ったときや、多目的(車椅子対応)トイレに入ったときなどに困りました。特に子どもが遠くに行ってしまったときは大声をだすしかなくなり絶望的な気持ちになりました。「あーなんかあっても助けれん」という感じです。犬の散歩ちゅうに犬が首輪をはずして遠くにいってしまったのを思い出しました。多目的トイレではドアがだいたい勝手に閉まるようになっているのですが車椅子は両手を使わないと動かないし、ドアは押さえておかないと閉まってしまうしで手が足りませんでした。頑張って勢いよくドアを開けると反作用で車椅子が下がるしでバタバタさせられました。

最後に

8年前にも少し車椅子に乗ったことがあったのですが、そのときはずっと付き添いがいたのと電動でした。今回数時間のってみてその時にはなかった事にいろいろ気がつけました。

やはり世の中の施設は基本的に車椅子でない人に最適化されていてそれで全体の利益が最大化されているんだなと改めて感じました。なので最適化されてない人のための優先駐車場や優先席というのはあるべきだし、エレベーターをはじめとしてもっと優先されて当たり前という意識が広まっていってほしいです。