toyoshiの日記

株式会社トクイテンを有名にするための日記です

コンポストというゴミゲーを始めて1ヶ月

コンポストを自宅で始めて1ヶ月が経ちました。ここで言っているコンポストは家で生ゴミを処理する道具とその活動のことです。

具体的には『家で出た生ゴミを土に埋めて微生物に分解させてまた土にかえす』ということをしています。メリットは生ゴミが減ることですですが、私にとってはそれは副作用で、微生物によって生ゴミが土に消えていくということ自体を目的としています。

なぜ興味を持ったかというと微生物(カビや細菌など)は土1gに100億以上いるということを知ったからです。信じられない数です。それらが生ゴミをばくばく食べて無機物やガスとかに変換しているそうです。中学の理科では「有機物を土に還元してます」みたいな感じでサラッと習って終わりだった気がしますがこの数を聞くともっとロマンティックなものを感じます。

見た目はこれです。

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上の緑の容器2つに土が入っていてそこでやっています。したの3つの鉢はただの使ってない鉢です。私は水耕栽培の道具が余っていたのでこのような容器を使っていますが箱は大きければなんでもいいです。ダンボールでもいいですし、少し長期的にやるならホームセンターなどで売っている蓋付きの大きい道具入れみたいなのが見た目もちょうどいいと思います。

蓋を開けると次のようになっています。分解中の生ゴミは土で覆われているので見た目はただの土です。匂いもあまりしません。

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やり方はとても簡単で生ゴミを入れて土と混ぜておくだけです。その後で定期的にかき混ぜるとかは不要で2週間後に掘り起こすとゴミが消えています。

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上記の量で大体2週間あればほとんどの生ゴミが土となり消えます。肉や魚も分解しますが、骨や玉ねぎの皮やブロッコリーの芯など苦手なものもあるようです。

追記:実際に消える例

次の二枚は11月8日に埋めたゴミが11月16日にほとんど消えている様子です。パンやバナナの皮がほとんど見えなくなっています。

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11月8日に埋めたゴミ

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11月16日に掘り起こした状態



楽しみ方としては、どんなものがどんなスピードで分解されるか予想してみたり(やはり根菜類の皮は遅いかと思いきや、みかんの皮がめちゃくちゃ丈夫とか)、微生物の活動が活発になると土の温度が30〜40度まで上がるのでそれを楽しんだり、外気によって活動量が変わるのでそれをコントロールしてみたりという感じです。

色々やることがある割にインプットは生ゴミで、アウトプットは土というのがいいです。完全な土になったのを見て

「よしクリア」

とうなずいて、次のゴミを入れるわけです。ゴミゲーです。しかもおそらく微生物は増えているのでどんどん分解は早くなっていきます。ミミズを入れる人もいるそうです。

始め方としてはいろいろあり、私は「キエーロ」という名前のつけられた方式でコンポストを作っています。うちは4人家族で土は70リットルぐらい使っています。土は多ければ多いほどやりやすいと思います。キッチンに密封容器を用意しておいて1日分のゴミを貯めて、翌朝に朝ごはんのゴミと一緒に土に埋めています。

生ゴミを処理するのではなく、微生物を育てるという観点からコンポストをやってみるというのはいかがでしょうか。とても楽しいです。お勧め。

キッチンでやる方法もあるようです。

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