obnizというので遊んでいましたが、obnizは高度なことが簡単にできるようになっている分、消費電力が大きい、ネットワークに接続されていないと使えない、従来のマイコンよりは高価というデメリットがありました。今後IoT機器をたくさん作って家中に設置となると他の選択肢も欲しくなるので、obnizでも使用されているESP32というマイコンを使ってみることにしました。マイコンと言ってもWi-FiとBluetoothを内蔵していたりA/Dコンバーターも内蔵しているなどIoTに使いやすい構成になっています。しかもPCやブレッドボードでの開発がしやすい機能のついた開発ボードでも1500円程度、チップだけなら数百円という低価格なのもポイントです。
参考書としてこちらの本を購入しました。とても丁寧で良い本でした。ESP32に限らずIoT開発の全体像のようなものもわかりやすく説明されています。
IoT開発スタートブック ── ESP32でクラウドにつなげる電子工作をはじめよう!
- 作者: 下島健彦
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2019/08/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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できたものがこの記事の冒頭の写真です。そして次の図のような形で、温度と湿度を計測できるようになりました。(下図は湿度をプロットしたもの。高くなってるところは息を吹きかけて故意に湿度をあげたため。)
コードはライブラリにあったものを使用しています。便利ですね。
難しかったのはMacからのプログラムの転送と、ピンの接続でした。ピン接続の対応はesp32_tips – スイッチサイエンスとESP32-dev-moduleのピンマップを確認する。のがわかりやすかったです。
プログラムの転送はMacだからか、macOS Catalinaにしたせいか、エラーがでてコンパイルはできるのですが接続ができませんでした。
A fatal error occurred: Failed to connect to ESP32: Timed out waiting for packet header
色々試したのですがダメで、仮想 COM ポートのドライバーをいれるという方法で解決をしました。
次は取得したデータをクラウドに保存を試してみたいと思います。