iPhone11から[ショートカット]という標準アプリでNFCタグを読み取って、様々なiPhoneの機能を呼び出すということができるようになりました。(参考:iPhoneをかざすだけでオートメーション発動 NFCタグとショートカットで作業効率が爆上がり | reliphone)そこで私も何か作ってみたいとやってみました。
NFCタグを読み取ってAirPodsとiPhoneをペアリングさせる
iPhoneの出力先を明示的に指定したい場合があります。例えばAirPodsに繋げたい、車のオーディオに繋げたいという時です。今回はAirPodsのケースにNFCタグをつけておき、それを読み込むとペアリングがされるようにしました。
Airpodsに瞬時に接続できるようになった。これ標準機能にしてほしいレベル pic.twitter.com/eas1Z1zWxS
— とよし (@toyoshi) October 9, 2019
電動シャッターの遠隔操作をする
家ではリモコン式の電動シャッターを使っているのですがリモコンを持ち歩くのが面倒なのでなんとかしたいと思っていました。そこでNFCタグを読み込んだらリモコンを遠隔操作できるようにします。
コード
単純な内容なのでブロックプログラムで書きました。これを書いたらWebhookとして公開するだけです。
SG90-HV 360度旋回タイプ デジタル・マイクロサーボ
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動作
あとはNFCを読み取ったら上記のWebhookのURLにアクセスするだけです。Safariは開きたくなかったので[URLのHeaderを取得]というアクションにしました。
iPhoneをNFCタグ(白い四角のやつ)にかざすだけで電動シャッターを操作できるやつの試作品できた。 pic.twitter.com/BCGjJe5E6d
— とよし (@toyoshi) October 9, 2019
改めてobnizって便利だなと感じました。これを普通のマイコンで自力でやろうとするとiPhoneからの命令を受け取るサーバを用意しなくてはならないのが、obnizのサービス上にコードをおいてWebhookとして公開できますし、サーボが直差しで動き、ライブラリが用意されていれば難しいことを考えずに制御できるのも結構すごいことです。(参考)
obnizは本体が5,000円ぐらいするのとライセンスが1,500円/年かかりますが、サーバを立ててメンテすることを思うと安いです。
まとめ
NFCの他の活用方法としては
- ルンバに貼り付けておいてかざしたらルンバアプリを起動
- タニタの体重計に貼っておいて、体重計アプリを起動
- テレビのリモコンに貼っておいて、リモコンアプリを起動
- コーヒー機器に貼っておいていつものタイマーを起動
- 出張カバンに貼っておいて、出張の持ち物リストを表示
- ルーターに貼っておいてルーターアプリ起動
などが考えられます。普段やってる「今やってる行動と紐づいたアプリを探して起動する」という頭の動きをスキップできる素敵な機能です。とても便利なものなので他にも活用方法を探っていきたいと思います。
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