toyoshiの日記

株式会社トクイテンを有名にするための日記です

成功者と失敗者の違いを農業の視点から

togetter.com

上記のまとめを見て、人生と農業は似ているなということを最近よく思うことを少し書きます。人間も生き物なので植物と似てるのは当たり前なのですが・・・

そもそも成功者の定義にはいろいろありますが今回は多くの人が思い浮かべるであろう経済的成功のことを前提として話します。

成功の法則はあるが環境の影響が大きい

「目標を明確にする」「自己投資を続ける」みたいなのは大事ですが、農業であればタネが撒かれた場所が適地かどうか、台風が一度も来なかったかみたいな条件に比べれば些細なことになります。どんなに元気でやる気のあるマンゴーのタネでも北海道に撒かれてはどうにもならないわけです。

ビジネスの世界でも何をやるかよりどの市場にどのタイミングでいるかということの方が個人の気持ちや努力より何倍も大事になります。ここでいう何倍もというのは本当に何倍も大事で、体感では少なくとも3倍は大事かと思います。

成功の法則に従わなくても成功する例が多い

農場でどんなに条件を同じにしようとしても、よく育つものとそうでないものがあります。ハウス内でどんどん枯れていっても、外に捨てたトマトから芽が出てぐんぐん育つということもあります。私は子どもの頃に背が低かったので、並んだトマトの中に異常に背が高くなっているものを見つけると恥ずかしながら憎らしく思うことがあります。

成功への道はゴールが1つしかない迷路のように頭の中でモデルを作ってしまいがちですが、実際はゲームセンターのコイン落としのゲームのようなものの方が近い気がします。大体どのコインも落ちるのですが初期配置に有利・不利が多少はあってもそれ以上にランダムの要素や環境の要素が大きいです。

絶対に失敗する方法はある

今度は逆で「これをすれば99%うまくいかない」という方法は存在します。「嘘をつく」「行動しない」とかです。農業でいえば水をやらないとか、日陰で育てるとかです。

まとめ(大事なのは自分が何の作物なのか決め、他のことをしないこと)

もし農業の視点から成功者と失敗者の違いを定義するなら、自分が何の植物か見極め、その植物に必要なことだけをするということです。私はトマト農家なのでトマトに必要なことはやりません。

詳しくは書きませんが、自分の行動を振り返って、自分がトマトなのにきゅうりの栽培方法のテクニックを取り入れてるようなことがあれば注意が必要です。

ですので成功者の法則があるとするなら自分をトマトと定義して他のことは全て諦めるというようなことなのかと思います。