これまで作ってきた水筒やペットボトルの乾燥機を改良しました。以前の記事はこちら。
当時は静圧という概念を知らずにハンディファンでなんとかしようとしていました。空気を送るにもいろいろな形があるということですね。
それから上記写真の小型のブロワーを使ったものを利用していました。水筒やペットボトルが15分もあれば乾くので便利ですがちょっと見た目が好きになれませんでした。
そこでちょっと工夫したのがこちら
横に長かったのを解消し、ブロワーも隠すようにしました。悪くないのですが大きく変わった感じはしません。そこでネットで色々探していたら次のURLの良いデザインのものを見つけました。
Accessories for bottle dryer with fan by mj | Download free STL model | Printables.com
FDMの3Dプリンタを使っていると上下に段差のあるものというのは作りにくいです。しかし上記のものは身と蓋に分割し、それらが交差することでそういった形を実現しています。なるほどと思わされました。
そこで真似して作ってみたものがこちらです。
裏側はこんな感じ
ファンのケーブルも蓋の中にしまうことで赤と黒の線も見えなくなりました。全体に大きくなってしまいましたがキッチンにある時の違和感が減りました。
制作時に楽しかったのは、空気の流れを水平方向から垂直方向にかえる部分について会社にいる元ロケットエンジニアに聞いて色々教えてもらえたことです。
エンジニア「空気の流れを絞ると速度が上がります。絞る前の速度が音速を超えると出口でソニックブームが起こります」
私「水筒はどうなりますか?」
エンジニア「家ごと吹き飛びます」
とのことでした笑
データは今回ぐちゃぐちゃですので簡単にダウンロードできるようにしてません。あまり複雑なものを作ったことがなかったので今回初めてCADでのスパゲッティーコードのようなものを体験しました。設計がループしているとダメですね。「Bを作るためにAを土台にして、Bを土台にCを作り、Cを土台にAにDをつけるみたいなことをすると破綻する。でもDの位置は最初には決められない」みたいなのがちょこちょこありました。
もしコメント、ブクマなどがあればきれいにして入手できるようにします。