toyoshiの日記

株式会社トクイテンを有名にするための日記です

データ分析・AIプロジェクトのためのペア顧問という取り組みの紹介と募集

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現在データ分析・AIプロジェクトのための「ペア顧問」というペアで対応する顧問サービスを始めており、契約していただける企業を数社募集しています。

2019年6月21日追記:あと1〜2社程度の募集で一旦締め切らせていただきます。

どういう課題を解決するサービスか

企業に対して、私と研究者(教授、准教授、助教)がペアで技術顧問として参画します。

企業の「データを使ったプロジェクトを立ち上げたいが、フルタイムではデータサイエンティストを採用できない」という課題を解決します。月数回程度のミーティングを想定しています。

人材紹介・産学連携マッチングとの違い

ただのマッチングや人材紹介と違うのはプロジェクトマネージャー(私)と研究者がペアでプロジェクトに参画することです。

私のヒヤリングでは、研究者は企業との取り組みに対して「金銭交渉が不安」「プロジェクトの進行が不安」「副業をすると確定申告などがわからない」といった悩みがありました。一方で企業側は「研究者の人はビジネスのバランス感覚がわかるだろうか」「技術の話ばかりで金になるアウトプットがでるだろうか」といった不安がありました。

こういった不安は一部正しいところがあり、研究者でも顧問や産学連携のプロジェクトをうまくできているのは研究とビジネスの両方が得意というレアなスキルセットの人に限られてきたというのが私の考えです。

そこで、ビジネスが得意な人間と、研究が得意な人間がペアであたることで、従来は表に出にくかった人材の活躍の機会をつくり、企業の課題を解決していくのがこのサービスになります。

なぜこのようなことを始めたのか

前職を2019年2月に辞めた後(株式会社Misocaの代表取締役でした)、ありがたいことに技術顧問の話を複数いただきました。そこで、たくさんの企業がやりたいことがあるけど実現できてないんだなと改めて気がつかされました。一方で私には高専時代の同級生で、大学で人工知能ロボットの研究をしている森さんや彼のコミュニティの方々と話す中で、研究者は研究第一で活動しつつも企業とのプロジェクトに興味があるのを知っていました。

スタートアップや中小零細企業にとって、データ分析や機械学習プロジェクトというのは新しい取り組みである場合が多いです。しかし研究者の彼らにとっては毎日のように使っている当たり前の道具の一つです。そのギャップに気が付いたとき、とても勿体無いなと感じました。

そこで身近な私の知り合いの会社と彼らを繋げてみたところ、とてもうまくいったのでこのサービスをもう少し広げてやってみることにしました。

こんな企業を募集しています

研究者は早稲田大学次世代ロボット研究機構で研究院准教授をしている森裕紀さんを中心に、現在東京、大阪、福岡の3拠点でネットワークを作っております。それ以外の場合でもビデオ通話で対応可能です。

  • 社内にデータがあるが活用できてない。なにかできるはずだけどどこから手をつけていいかわからない
  • 機械学習を使ってやりたいことがあるけど、できるかどうかわからないので一歩踏み出せていない
  • 社内に機械学習を使ったプロジェクトがあるが思ったような性能がでていない

これまでの事例・相談内容

すでにお手伝いさせていただいている企業があります。これまでのお手伝い内容・相談事例を紹介させていただきます。

月2回〜4回の2時間程度のミーティングという関わり方のイメージです。

  • XXということを画像認識でやってみたいが、自分達だけでできるかわからないので協力してほしい
  • 自社サービスの利用データのうち、どの数字をどのように見れば改善に繋がるのか一緒に調べて欲しい
  • 社内で自作している情報処理エンジンを機械学習を使って精度をあげたい
  • 現在やっていることを一緒に研究して大学のお墨付きが欲しい
  • 競合他社がやっているXXのようなことがやりたい

経営者向けのメリットの説明

技術顧問がいることによるメリットはプロジェクトの成功確率が上がること以外に、こんなところにもあります

時間の短縮・経費削減

自社の開発チームが複数の選択肢を調査し、どれに決めるか悩み、Aという方法がダメだったらBを試すという試行錯誤があります。ここに経験豊富で最新の論文なども理解できる顧問が入ることで、最初から「この場合にはこの方法がいいです」「この方法は成果が出ないことがわかっています」というアドバイスができます。これにより最短でゴールに向かえるだけでなく、手戻りが少なくなり、納期の短縮に繋がります

開発チームのレベルアップとモチベーション向上

本顧問サービスは内製するチーム向けのものです。いつでも研究者と相談できる環境を作ることで開発チームのレベルアップが見込めます。また、不安なく開発ができることや、これまで自分でできなかったことに自信を持ってチャレンジできる環境というのはモチベーションアップに繋がります。

お問い合わせ

今回の募集は3社程度を想定しています。こちらのフォームまたはTwitterFacebookでお問い合わせください。

契約までの流れは、まずはヒヤリング(無料)、研究者のご提案(無料)からとさせていただいています。

メールフォーム:(https://forms.gle/zzVZCHPE2JpV3kKa6 )からお願いします。