地方での起業について話をしてきました

起業系トーク&Meetupイベント 「世界を目指す起業家、地方を目指す起業家」というイベントにご招待いただきスピーカーとして参加してきました。

僕はクラウド請求書管理サービス「Misoca」というのを名古屋で運営していて、これまでサービス紹介などでイベントに登壇することは何度もありました。しかし起業家とかベンチャーの話というのはそういう身分でもないと思っていたので避けてきたのですが、会社もいよいよ一気に成長スピードを上げていくフェーズに入ったので参加させて頂きました。

このエントリはイベントでしゃべったことと、その補足の内容になります。

(まず結論)地方は不利なのか

まずスタートアップにとって地方は不利。これは認めざるを得ない。

なんせ情報がない

地方にはスタートアップやってる友達も先輩もいない。
だから僕はシリコンバレーや東京で「〇〇社がXX万円調達」なんて聞いても、投資による資金調達という方法があるとは知っていても具体的にはどういうことなのか全然わかってなかった。
僕がなんとなくわかったのは起業のファイナンス ベンチャーにとって一番大切なことが発売されて、これを読んでからだ。
この本を読んで僕はやっと投資をうけることがどういうことで、単に運転資金が増える以外にどういう意味があるのかやっと分かった。
この本は本当に偉大だと思う。

東京の人は信じられないかもしれないけど、名古屋在住の僕が初めて東京のスタートアップのイベントに行って思ったのは「本当にスタートアップって存在してるんだ」ってことだ。それぐらい地方には情報がない。あとベンチャーキャピタルの人に初めて会った時も「実在するんだ」とおもった。

成功したベンチャー起業家が東京にはたくさんいる

ベンチャーやスタートアップが東京にはたくさんあるというのも大きな違いだ。

成功している経営者からは直接役に立つことをたくさんのことを学べるし、彼らも支えあって急成長してきた経緯があるので他のベンチャーを助けることを厭わないことが多いように感じる。
「旅先で道を聞くときは美人に聞け、なぜなら美人は周りの人に親切にされて育ってきたから親切が当たり前だと思っている。」みたいな法則と同じなのかなと思っている。

地方で”社長”に会っても、9割はベンチャーではない。もちろんベンチャーじゃなくても偉大な社長というのは当然いるし僕も何人も知っている。だけどベンチャーをやろうとしているならベンチャーと付き合って、やり方を学ぶべきだ。

お金の話(創業資金・資金調達)

これも情報がないのと同じで、地方で起業するとなったらお金を貯めるか、借金するかの二択が当たり前なんじゃないだろうか。

創業資金のことでいうと、たとえば地方にはまだシードの資金を調達して会社を興すという考え方はほとんど浸透していないし、起業して赤字のまま成長していくというような戦略も一般的ではない。
そもそも今は個人保証の不要なベンチャーへの貸付なんかもあるが、これもほとんど知られていないと思う。

ただ、例えば半年頑張るための300万円ぐらいをアコムで借りたり親を説得して借金するぐらいの情熱がないならどうせ続かないからやめたほうがいいかもとも思う。

ベンチャーキャピタルが地方にない

名古屋に支店をもってるベンチャーキャピタルはJAFCOなど2,3社しかない。それに比べ東京には30以上はあるんじゃなかろうか。

トップレベルの人は東京にいるってのが普通だと思う。

メリット

目立つ

名古屋でスタートアップとなれば今弊社は5番以内に名前がでてくるんじゃなかろうか。これが東京組に混ぜられるとそうはいかない。

人件費、各種費用が抑えられる

一般的に地方のほうが人件費は低いし、オフィスなども安い。が、会社が大きくなったらオフィス費用などはあまり東京だろうが地方だろうが誤差の範囲ともいえる。

東京の満員電車に乗らなくていい。また、流行に流されなくていいというのはメリットといえなくもない。

まとめ

なんかネガティブな内容が多くなりポストするのをやめたくなった。だけど、僕の経験からだと地方の人はまず情報の格差がものすごくあるということを気がついてないというのがあって、それが伝えたいと思ったのでポストをすることにした。

特に僕は名古屋という一応”三大都市”みたいなところに住んでいるせいで、情報などは十分にある(TechCrunchも読んでるし!)と思っていたにもかかわらずめちゃくちゃ知らないことだらけで本当にショックだった。

地方でスタートアップやベンチャーという形での起業を考えている人はまず東京のイベントに参加したり、ベンチャーキャピタルが主催するビジネスコンテストなんかに参加してみたりして、肌で他のスタートアップなどを感じてからメリット・デメリットを比べて考えてほしいと思う。

追記