#rebuildfm で紹介されていた「悪童日記」を読んだ

Rebuildリスナーにはお馴染みのNaoki Hiroshimaさん推薦の悪童日記 (ハヤカワepi文庫)を読んだ。
Naoki Hiroshimaさんはポッドキャスト内では「〇〇はゴミだね」という表現に代表されるように歯に衣着せぬ発言をすることが印象的な人だ。僕はそういうタイプではないので、そういう人の心に強く響く話ってのがどういうものなのか気になったのだ。

内容としては1エピソード4ページぐらいで日記のように綴られている構成だ。1エピソードが短いのでテンポが良くて読みやすい。そしてこの構成のおかげで数ページに一度は必ず事件が起こるので全然退屈しない。

トーリーは人が死んだり、騙したり、脅したりと残酷で、気持ちが悪い。途中も最後も後味が悪い。そして主人公たちは平気で悪事を働くが自分に厳しく、筋が通っておりそれが格好いい。
僕も10代の時に読んだのなら、主人公の真似をしてベルトで背中が真っ赤になるまで叩いたりしたかもしれない。

戦時中の話なので登場人物の個性が強くて強烈であるほどそれは当人の弱さの裏返しであるように感じた。そうでもしないと戦時下ではまともでいられないというような哀しさが伝わってくる。続編も読むのが楽しみだ。

リンク

Rebuild: 173: There Are No Gems, Only Stones (N) : https://rebuild.fm/173/ (この回で悪童日記が出てきます。)

悪童日記 (ハヤカワepi文庫)

悪童日記 (ハヤカワepi文庫)