今日、2013年3月1日は将棋のいわゆる「一番長い日」というやつである。
これはなにかというと順位戦という棋戦のなかでも、最上位クラスであるA級順位戦の最終日である。
優勝者(=名人戦挑戦者)を懸けて、10人のA級棋士による全5局が一斉に行われる。
しかも今年からはニコニコ動画でも全局中継をされるという。これは見るしかないというものである。
なんで将棋の一番長い日なのか
将棋のタイトルは主に7つあり、それは羽生さんが7冠を独占して話題になったことからも知ってる人も多いと思う。
その中でも特に重要なのが「名人」と「竜王」というやつである。その名人を決めるのが「名人戦」なのだが名人戦に参加できるのはA級順位戦の優勝者ただ一人だけなのである。名人には1年に一人しか挑戦できない。
しかも順位戦での在籍クラスというのは棋士の対局料などにも影響するので、どのクラスに在籍するかというのは非常に重要なのである。さらに対局は深夜にも及ぶこともあることから実際にもすごく永い一日となる。
ちなみに加藤一二三九段(ひふみん)はC級であるが、そもそも高齢であり順位戦に160人ぐらいしかいないことを思うと異常であることがわかってもらえると思う。もちろんひふみんは過去に名人位もとったことがある。
みどころ
基本的な見どころは
- 誰が優勝するか
- 誰がA級から降級するか
である。