toyoshiの日記

株式会社トクイテンを有名にするための日記です

「シェアライフ」を読んだ

シェアライフ 新しい社会の新しい生き方という本を読みました。ブロックチェーンやAIや5Gやスマホなどが登場してきて、資本主義が終わってもおかしくないなあと思うようなこともあり、手に取りました。

シェアライフ 新しい社会の新しい生き方

シェアライフ 新しい社会の新しい生き方

 

著者はシェアリングエコノミー協会の事務局長をしていたり、都内でシェアハウスを経営していたりする方です。自身もシェアを中心とした生活をしながら、シェアリングエコノミーが働き方、暮らし方、旅、子育て、家族、学びをどのように変えていくのか教えてくれます。

私自身はシェア的な生活の理念はとてもいいと思います。これまでもオフィスは基本的に共同で借りることが多かったし、数年単位でシェア生活をしていたこともあります。

しかし、結婚もして子どももいる今、著者がしているような60人での共同生活をするかと言われると、ちょっと想像できません。

私が興味があるのは、本書の最後の方にもあるように、資本主義型のシェア(AirBnB、メルカリ、クラウドワークス)の時代になるのか、個人主体の持続可能型のシェア(非営利型、共同生活など本書で多数の事例あり)の時代になるのかということです。

資本主義型のシェアが台頭するというのは想像がしやすいです。しかし持続可能型のほうが人間的というか理想的な気もします。これはどちらかを選ばなくてはいけないわけではないのですが、持続可能型のほうを理想とした時には、そもそも我々の幸せってなんだっけ?というところから考え直す必要がでてきそうで37歳のわたしには辛いものがあります。

例えば立派な家っているんだっけ?最新の携帯っているんだっけ?ハワイって行って本当に楽しいんだっけ?といったぐあいです。そこまで考えさせられるとすると私の場合は学生の頃まで価値観をリセットする必要があり、とても大変なのです。

とにかく著者のシェア生活を知るだけでも刺激的な一冊でした。面白かったです。