「ビジネスモデル見るだけノート」という本を読みました。目的は知らないビジネスモデルを知るのが好きなのと、新幹線に乗るところで読む活字が欲しかったからです。
内容的には1時秒あたり2ページという感じでイラストとともにビジネスモデルが100個ぐらい紹介されている本です。
知らなかったビジネスモデル
- ジャンプルーキーはユーザーが無料で漫画の投稿や閲覧ができるサービスだか、運営元は出版社のためそれ単体でも受ける必要がなくジャンプルーキーでの広告収入はすべて漫画家に還元されます。
- Humaniumは違法な銃を仕入れてその金属をHumaniumという名前で販売する会社。よく本や雑誌などで「この本は再生紙を100%利用しています」みたいな記述があったりするがそれの金属板という感じだろうか。単なるリサイクル金属にメッセージと付加価値をつけるというのは面白い発想だと思いました。(銃からできた金属「ヒューマニウム」がカンヌでイノベーションライオンズ受賞 | ギズモード・ジャパン )
知ってたけど改めて好きだと思ったサービス
- Cansellは予約したけど行けなくなったホテルの予約を他の人に販売できるサービス。ユニークなのは販売価格の上限を定価にすることで転売屋に使われないようにしていること。今もサービスは伸びているようで、誰もが思いつくようなサービスにも関わらず悪用できない1ポイントを加えたことでホテルにも利用者にも有意義なサービスになっているというのはアイデアだなあと思わされます。
儲けのルールという意味ではザ・プロフィット 利益はどのようにして生まれるのかという本などの網羅性がよかったり、儲けのしくみ──50万円からできるビジネスモデル50は、自社のビジネスモデルから発展させたい・拡張したいという時にはよいですが、今回の本のような具体的な企業で紹介されると頭に入りやすくなりますね。