少額の送金は手数料が高くなるという問題を解決した、手数料なしの投げ銭サービスKampa!というのを知りました。最初はフーンとしか思わなかったのですが、よくよく考えると今までになかった新しいビジネスモデルに感じたので推測の部分もありますが紹介します。
これまでのカンパサービスの問題
これまでのカンパサービスはどうしてもさまざまな手数料が必要で、サービスを利用することによりカンパ額が目減りしてしまうという問題がありました
たとえば
- カンパするときの決済手数料
- カンパ先に送金する送金手数料
- カンパサービスのサービス利用料
といったものがあり、特に金額が低い時には無視できない割合になってしまっていました。
しかしKampa!はこの問題を現代ならではの方法ですべて解決したのです。
誰も損をしないKampa!の驚くような仕組み
Kampa!はカンパをアマゾンギフト券に限定することで前述の手数料の問題を解決しました。
下記の図を見て下さい
Amazonのギフト券は100円分が100円で購入できます。なので前述1の決済手数料は発生しません。
Amazonのギフト券は誰かに贈るのに手数料がかかりません。なので前述2の送金手数料は発生しません。
Amazonのギフト券はAmazonアフィリエイトの対象商品です。なので前述3のサービス利用料の徴収の必要がありません。
なんということでしょう。カンパして貰う人、カンパする人、サービス提供者、Amazonの誰もが損をしない仕組みになっています。
Amazonはネットに現れた湧き水なのか
僕がこのビジネスモデルを見て思ったのはコンコンと湧き出る湧き水です。
phaの人がインターネットは新しい自然だといっていましたが、Amazonはその自然の中の湧き水の一つとなったのでしょう。
厳密にはAmazonの利益を圧迫していることになり、それがめぐって出版業界などを苦しめるのかもしれませんが僕には細かいことはわかりません。
とにかく北の国からの遺言を引用させて頂いてこのエントリの締めとさせて頂きます。
「自然から頂戴しろ。そして謙虚に、つつましく生きろ。それが父さんの、お前らへの遺言だ」